ここのつ茶寮

ここのつ茶寮urayaにて

喫茶hirayaさんの新しいアトリエurayaさんで行われた菓子屋ここのつさんによる「ここのつ茶寮」に幸運なことに参加することができました。
行ってみると、参加される方たちにも知った顔がチラホラ!でビックリ嬉しい偶然でした。
できたばかりのmauさんの工房も兼ねた「uraya」さん。
中に入ると、その佇まいや空間にもうっとりでした。
あちこちに野の植物や蔓が配され、古びた什器や家具と調和してとても美しかったです。
ここのつさんは、この日黒い衣装をまとい凛とした雰囲気をたたえた素敵な方でした。
つくられるものから想像していた通りの方でした。
その時々の季節の素材や出会ったもの・人からイメージし、和菓子というカタチにしてまた表現するーーー
さらにそれは、その供される空間とここのつさん、そして参加している私達が揃うことに寄って出来上がる、唯一無二の空間でした。
初めての感覚で、とても穏やかで静かな心持ちで茶寮に参加することができました。
葛の冷水に始まり、自家焙煎黒茶豆に月に見立てたすはま、黒豆と片口イワシの五万米。
道明寺のお団子を梨の炭酸水で割ったものに煎茶、栗餡と栗と大豆の山に見立てた大福。。
どの創作和菓子も、一つひとつ素材からこだわり繊細な心遣いとともにサーブされていました。
その間にも、静かにこの創作和菓子をどのようにして創りだしたかを説明されていました。
チョコレートソースをあしらった水晶玉もシナモンをはらりとふりかけ、
hirayaさんの特製珈琲ここのつブレンドといただきました。
口直しのハッカの種も清々しく美味しかったです。
何もかもが贅沢で、美しい和菓子と時間でした。
言葉ではなかなか言い尽くせないのですが、とても上質なひとときを過ごすことができました。
本当にありがとうございました。
また、どこかでここのつさんに巡り会える日を願っています。
場所を提供してくださったhirayaさん、そしてご一緒してくださった皆様にも感謝です。